本日は、リアルの都合でインは露店だけでした。
…といいながら、WISやらでチャットはしていましたが(笑)
となると書くこともないので…経験からMP管理とかPTでの仕事とかについて書いてみようと思います。
フランツサーバは新規の方や、初めてヒーラをされる方も多く、結構ヒーラのMP管理もばらばらのように思います。実際、野良のPTにいっても、MP管理に試行錯誤という方に会うことも珍しくはなく、そんな人たちに参考になればいいなぁ、と。
ちなみに、これは私が元サーバでFAをやっていて感じたこと、シリエルをやっていて考えたことがベースです。で、あくまでも私のスタイルだということで、よろしくお願いします。
ということで、長文上等で、興味があるかたは、以下をどうぞ。
まず、MP管理について。これは大きく2種類に分けられます。
1点目は非常にわかりやすい、【各人のMP管理】。なれないうちは、おそらくこちらで手一杯になることでしょう。ただ、これはあくまでもヒーラとしてやっていく上でのスタート地点です。MP管理を考える上で大切なのは、次の点だったります。すなわち【PT全体のMP管理】。この意識があれば、そしてプロフ・ビショ・シリエル・エルダー・ウォク・WIZといった後衛職の特性をきちんと押さえておけば、よほどのことがない限り、初対面の人たちとも打ち合わせなしで動くことができるようになると思います。
というわけで、まずは個人のMP管理についてです。
最初に確認するのは、後衛陣のMPはどうやって使われるか、ということですが…
1:ヒール 2:Buff 3:リンク処理(SLP・ルーツ) 4:Debuff(シャックルやバサコ)
これがその要素ですね。で、これらにMPを使いつつ、20分間かけてできる限りMPが全快するように動いていくわけです。(一応、ヒーラとしての優先順位です。私のような純バッファとしては、最優先はBuff分のMPの確保となるわけです)
MPを確保する上で、まず絶対にはずせないのが、各行動におけるMP回復量の違い。ここはまぁ、とある筋のデータを引用してみましょう。元のデータはLV64のプロフィットです。
状態 回復量 経過時間(秒) 20分での回復量
座 710 183.18 4651
立 520 181.95 3430
攻 520 183.29 3404
歩 482 186.29 3105
走 337 185.32 2182
レベルの低いうちは単位時間あたりのMP回復量の差が小さいため、あまり体感できないでしょうが、レベルが上がれば上がるほど、【走る】と【歩く】でのMP回復量の違いが顕著になっていきます。なので、ヒーラ・バッファのPTでの基本は【歩く】。これはもう絶対です(面白そうなので、今度自分でもデータとってみようかな)。で、歩いていてもMPが戻りそうにないときだけ、【座る】を混ぜていけばいい、ということになります。蛇足ではありますが、20分間で回復するMP量からBuffで消費するMP量を引いた分が、20分間で自由に使えるMPになるわけです。
※ まったくの余談ですが、PT中にBuffタイムをカウント・コールするのは、FAのヒトに対して引いてもらうということよりも、PTのほかのヒーラに対して「MPは十分に戻せますか?」という確認を込めてしていることが多いです。なので、私は最初に「後10分程度」というコールをいれます。これで「最大MPが5割あればお座りを混ぜれば戻るかな」と思うと同時に、あんまりハデにリンクしてくとMPなくなっちゃうかな? とかそういうお願いをPTにかけるようにしています。
さて、歩くようにすれば20分間で使っていいMPの量は増えるわけですが、ほかにどのようにすればMPを節約できるでしょうか? となると…
・余計なヒールをしない ・リンク処理/Debuffの数を抑える
この2点になります。ここからは、徐々に【PT全体のMP管理】というものにも関わってくるのですが…、まずはシンプルな【ヒールの節約】からいきましょう。
PTでは、ヒールマクロを組んで、誰にヒールするかをアピールしてくれる方がいます。これは慣れてないヒーラさんには非常にありがたいはずです。ヒールの無駄遣いの象徴、ヒール被りが減りますから。結果的に、後発のヒールとなったヒトのMPは、まさにムダ使いになるわけですね。さて、有用なヒールマクロですが…私は組んでいません。一番の理由は…システムログっぽいのでチャットが流れるのが…というわけですが(笑) (マジメにやっているときは)ほかのヒーラの動きさえ見ていれば、被ってもキャンセルできる/キャンセルしてくれるのがわかるからです。で、ここで重要なのが、ほかのヒーラの動きをみること。最初は、タンクのHPとかをおうだけでいっぱいいっぱいになるとは思いますが、そのうちPTで余裕もでてくるはずです。ほかのヒーラの動きをみれば、ヒールをすべきなのか、あるいはリンク処理をすべきなのか、そういったことが見えてくるはずです。
もう一つ、【ヒールの節約】で重要なのが、タンクのHP管理です。特に、ヒーラ慣れしてない方によく見られるのが、タンクやPTメンのHPを全快で維持しようとするヒト。ですが、これはさりげないMPのムダ使いだったりします。
というのも、MPに自然回復があるように、HPにも自然回復があるわけです。となれば、効果は小さくともこれを生かさない手はありません。有効に使えば、例えば20分でHPが200点ほど回復するのなら、これは48までのビショ以外の後衛ならヒール4発分に相当。つまり、200点のMPを浮かしているわけですね。というわけで、イメージではありますが、私の場合、ヒールは【タンクのHPを8~9割で維持】する感じです。で、タイミング的には、【ヒールの詠唱終了とともにMOBを退治】できるのがベスト。ここらへんは慣れとPTの火力の読みなので、ひたすら数をこなすしかないわけですが。
さて、それと主に、各職のヒールの回復量も感覚的に覚えておくといいと思います。あくまで私のLVでの経験なのですが…。
まず、一番大事なことは【48まではプロフ・エルダー・シリエルのヒールの回復量に差はない】ということを忘れないこと。なので、私は(メインバッファを務めることが多いので)できるだけ均等にBuffを割るようにしています。で、プロフがメインヒールで、シリエル・エルダーさんにはMPの余裕を作ってもらえるように気をつけています。そうすることで、リチャが使いやすくなるので(このアタリはPT全体のMP管理に関わります)。では「ビショの回復量は?」というと、アバウトですが、プロフがDSで祝福ヒールをしたときの回復量が、ビショのノーマルヒールの回復量と大体同じぐらいになります。ということは、ビショのヒトは、それぐらいまでタンクのHPを引っぱってヒールをかけることになるわけですね。で、このビショのヒールの回復量ですが、これはLV52のシリエル・エルダーの回復量に相当するわけです。とりあえず、アバウトでもこのヒールの回復量の感覚を覚えておくといいかな、と思います。誰がどのタイミングでヒールをするのか掴むことが、ヒール被りやオーバーヒールを防ぐ最大の手段なのです。
ヒールについては、こんなところでしょうか。
では、リンク処理・Debuffについて。
といっても、これはもっとシンプル。同じMOBに複数のリンク処理をしない。これを心がけることです。1匹に対して、二人が以上が同時にリンク処理をして、両方効いてしまうことほど、MPのムダはありません。というわけで、ここらはWIZなんかも混じってくるわけですが、きっちりと各職の持つリンク処理の特徴を覚えておく必要があります。特に、ネク・カタではルーツ・睡眠の耐性を持つMOBが増えているので、とりわけしっかりチェックしておくことをオススメします。
・ルーツが伸びる職:プロフ・シリエル
・SLPが伸びる職:エルダー・ビショ・WIZ各職
・範囲SLPを持つ職:スペルシンガー・ソーサラー
ここからが問題です。プロフな私は、じつはあまりリンク処理をする気がなかったりしました(笑)
C3仕様になってからそうもいっていられなくなりましたが。リンク処理としてはどちらかといえば、ルーツよりSLPのほうが優れているわけで、ならばSLPが伸びる職に任せてしまおうというわけです。で、シリエル・プロフという後衛なら、シリエルのほうがルーツもSLPの成功率も高いわけで…。ただ、シリエル・エルダーにはリチャがあるので、最近はリンク処理も積極的にしています(SCにSLPなかったヒトが何を、って感じですが(笑))。WIZがいるときは、催眠耐性でもWIZのSLPに任せています。体感ですが、相当眠らせてくれます。というわけで、自分のMPはヒールに回せるわけですね。
まぁ、なんにせよ、将来的にプロフは【硬いMOBにバサコをいれて軟らかくする】【逃げる弓MOBにルーツをいれる】【ヒールの調整】が、作業の優先順位になっていくかとは思うのですが。
というわけで、話もどってDebuffです。ここでひとつカミングアウト。私はシリエル時代、56になってもウィンドシャックルを覚えていませんでした(笑)。このスキルは、よほどのことがないかぎり効果を感じなかったというか…ソロでもない効果が薄かったので。
ちなみに60以上なら、とっておくべきスキルだと思います。理由はいたってシンプルで、範囲攻撃を連発するような硬い相手が増えるので、少しでも攻撃回数がへれば、GHの回数が減る=大量のMPの節約につながる。あとは、敵にバサクをいれて軟らかくしたあと、シャックルで攻撃回数を減らせば、あげた分のMOBの攻撃力も相殺できる=ヒールの回数が減る、というわけです。逆にいえば、ここにいたるまでは、ヒールやリチャ、ルーツ・SLPにMPを使ったほうが、はるかに有効だと思っています。私はシリエル時代に前衛職とペアをしなかったのでわかりませんが、もしかしたら、前衛とのペアでなら効果を発揮するかもしれませんが(前衛職でペアをしていたのはOBT時代がほとんど最後、つまりシャックルの効果時間が今の数倍だった頃なので、参考にできないのです)。
私論ですが、まぁ、このレベル帯ならシャックルは使わなくてもいいかな、というところです。どうしてもMPがあまるようなら、入れるとなおよし、ぐらいの感覚でしょうか。
で、こうやってMPのムダを押さえつつ、【20分間でMPが全快になるように心がける】わけです。なぜ20分かといえば…結局MPの自然回復量がムダになってしまうから、ですね。あぶれたMPが52点を超えれば、ヒール1回分をムダにしているわけです。あぁもったいない。そんな感じでやっていけばいいのではないかと。10分で全快するような狩り場だと、ちょっとヌルすぎるんじゃないかなぁ、というところ。きっとMOBが枯れがちになっていることでしょう…。
とまぁ、まずは個人のMP管理の要素について、えらく感覚的なものも多いけれど紹介してみました。なんで、こんな風にやる必要があるのか、というところですが…
ヒーラのMPが安定していれば、比較的PTも安定していきます。そうすることで、チャットする余裕とか、リンク祭りを起こして遊ぶ余裕もでてくるかな、と思うわけです。あとは、MPQKのためのお座りって、夜とかだと寝落ちを誘発しちゃいますし(笑)。そんなわけで、こんなことをくどくどと書いてみました。
さて、えらく長文になったし、私も疲れてきたので、PT全体のMP管理については、日を改めようかと思います。長文にお付き合いくださった、おつかれさまでした(*'-')